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今の私を形作った子どもの頃の10冊。大掃除中に見つけた懐かしい本たち

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皆さんには、子どもの頃に読んで忘れられない本はありますか?

最近は以前ほど本を読む時間が減ってしまいましたが、
私には子どもの頃に出会って、今でも心に残っている本がいくつかあります。

先日、本棚の大掃除をしていたとき――
そんな本たちと久しぶりに再会し、当時の記憶が一気によみがえってきました。

今回は私の原点ともいえる “心に残る10冊” を紹介しながら、なぜその本が今も忘れられないのか、そして、今の自分にどんな影響を与えてくれたのかを綴っていきたいと思います。

  

気づけば、今の自分はあの本たちのカケラでできていた

大掃除中に出てきた“あの頃の私”の本たち

実家の本棚はいつもピシッと整理されていて、
普段は奥の本をわざわざ取り出すこともありません。

でも先日、ふと気まぐれに本棚の大掃除をしてみたくなり、
すべての本をいったん棚から出して並べてみました。

すると――
子どもの頃、何度も何度も読み返していた本たちがいくつも出てきたんです。

忘れていたわけではなかったけれど、
最近は本を読む時間もあまり取れず、
すっかり記憶の奥にしまわれていたあの本たちが、本棚と一緒に私の記憶の中からも飛び出してきました。

不思議ですよね。
ひとつの本を手に取っただけで、
当時の空気や気持ちまでもが一気によみがえるような感覚。

そして、思ったんです。
「もしかして今の私の考え方って、あの頃夢中で読んだ本たちの影響を受けてるのかも」と。

  

読書にどハマりしていた小学4年~高校2年までの読書遍歴

私の “読書人生” が始まったのは、小学4年生のとき。
初めて読んだハリー・ポッターと賢者の石に夢中になったのがきっかけでした。

そこからしばらく、私の読書熱は一気に加速。
特に小学4年~高校2年までの間は、図書館や書店に通い詰めては本を読み漁っていた、まさに “読書の黄金期” だったように思います。

高校3年生になると就職活動が始まり、
社会人になってからは毎日をこなすのに精一杯で、本を手に取る時間はだんだんと減っていきました。

それでも――
ちょうど人格が形づくられていくあの時期に、読書という世界にどっぷり浸かっていた時間は、今振り返るとやっぱり私にとってかけがえのない財産だったのだと思います。

当時の私は、特にSFやファンタジーが大好きで、中でも “悩みながらも成長していく主人公” の姿に心を動かされることが多かったように思います。

今でも強く記憶に残っているのが、以下の10作品です。

  • ナルニア国物語
  • ゲド戦記
  • シャナラの剣
  • ハリー・ポッターと賢者の石
  • ハッピーバースデー
  • 西風の皇子
  • 光炎のウィザード
  • エンバー
  • グッドラック
  • セブンパワーズ

どれも、子どもの頃だからこそ夢中になれた作品ですが、
中には大人になった今読み返しても深く考えさせられるような物語もありました。

  

今も記憶に残る本たちと、そこから受け取った言葉

今でも特に強く印象に残っている作品が「グッドラック」という一冊です。

この本は、子供の頃に何度も読み返していたため、
一字一句とはいかなくても、内容はほぼ頭に入っているほど大好きな本でした。

中でも特に記憶に残っているのが、物語本編ではなく “あとがき” の言葉です。

この本を書くのには
八時間しかかからなかった。

だが、
この本を考えるのには
三年もの月日がかかった。

人はもしかしたら
「たった八時間か」と思うかもしれない。

だがもしかしたら、
「三年もかかったのか」と思うかもしれない。

前者は、
運の訪れを待つ者たちのこと。

後者は、
幸運への下ごしらえをできる者たちのこと。

――アレックス・ロビラ/
フェルナンド・トリアス・デ・ベス 著
『グッドラック』あとがきより

当時このあとがきを読んだときも、意味は理解できていました。
「きっと三年という準備期間があったからこそ、八時間で仕上げられたのだろうな」と。

けれどそれを “自分の体験” として実感できるようになったのは、大人になった今です。

SNSやYouTubeなどでは、誰かの「ほんの数分の輝き」だけが目に映ります。
でもその裏には、台本作り・機材の準備・何度も撮り直した編集作業など、
気が遠くなるほどの “下ごしらえ” があるものです。

このあとがきを思い出すたびに、
「一見 “簡単そう” に見えることほど、実はものすごく深い積み重ねがある」
という真実を噛みしめています。

子供の頃に何気なく読んでいた本の一節が、
大人になって “人生の伏線回収” のように心に刺さってくることってあるんですね。

そして改めて思います――
子供の頃に触れたものって、本当にかけがえのない宝物なんだな、と。

  

“今の私”に息づいているあの本たちの影響

ナルニア国物語ゲド戦記シャナラの剣ハリー・ポッター
これらの本は私に、どんなに優れた存在であっても――
そこに至るまでには悩みや努力があり、成長の過程があることを教えてくれました。

ハッピーバースデーは、
「自分を大切にすることの大切さ」を、まっすぐに伝えてくれました。

エンバーは、
どんなに閉ざされた世界にも、希望を見つけ出す力があると教えてくれました。

西風の皇子光炎のウィザード
一見ライトなラノベのようでいて、
人間関係の難しさや、何度も壁にぶつかりながらも進んでいく主人公たちの姿に、
「人生はうまくいかないことの連続なんだ」と感じるきっかけをくれました。

そして、グッドラックセブン・パワーズ
私の中に最も深く残っているこの2冊は、
人生の本質のようなものを教えてくれたように思います。
「楽な道ではなく、自分が成長できる道を選ぶ」
そんな選択を私はなぜかしてしまうのですが、
その理由の一部にはこの本たちの影響もある気がします。

子供の頃に読んでずっと印象に残っている本たち。

それらは間違いなく、
今の私を形づくる大切な一部になっているのだと思います。

改めて振り返ってみると、
「こういう考え方をするのって、この本の影響かもしれない」
そんなふうに気づくことがいくつもありました。

皆さんもぜひ、昔読んだ物語の本質を思い出してみてください。

どこかで今の自分とつながっている発見があったとき、
きっと少しだけ自分のことが愛おしく感じられると思いますよ。

  

大人になった今こそ、もう一度あのページを開いてみたくなる

子供の頃に夢中で読んだあの本。
大人になった今、もう一度読み返したら――
あのときとは違う何かを感じられるかもしれません。

ストーリーの中の言葉や出来事の印象も、
経験を重ねた今ならまた違って見えるのではないでしょうか。

そんなふうに思ったら、
もう一度あの懐かしいページをめくってみたくなりました。

もしかしたら、それも読書の醍醐味のひとつなのかもしれません。

この記事を読んでくださった皆さんにも、
子供の頃の「大切な一冊」を思い出すきっかけになれたら嬉しいです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  

▼最後に、今回ご紹介した本をまとめておきます。
懐かしい気持ちになったり、ちょっと気になった本があれば、ぜひのぞいてみてくださいね。

1.ナルニア国物語

著者:C.S.ルイス/発売日:1950-10-16
衣装だんすの奥に広がる異世界“ナルニア”で、子どもたちが国の運命に関わっていく冒険物語。
信仰・選択・成長が交錯するクラシック・ファンタジー。

2. ゲド戦記

著者:アーシュラ・K・ル=グウィン/発売日:1968-01-01
魔法の資質を持つ少年ゲドが、自らの影と向き合いながら成長する物語。
“名を知ること”を巡る哲学的なファンタジー。

3. シャナラの剣

著者:テリー・ブルックス/発売日:1977-01-01
失われた文明の後の世界で、青年シェイが“シャナラの血”を継ぐ者として冒険に旅立つ王道ファンタジー。

4. ハリー・ポッター

著者:J.K.ローリング/発売日:1997-06-26~
魔法使いとしての運命を知らされた少年ハリーが、仲間とともに成長しながら闇の力に立ち向かうファンタジーシリーズ。

5. ハッピーバースデー

著者:青木和雄・吉富多美/発売日:1999-03-01
家庭や学校で心を傷つけられた少女あすかが、自分の声を取り戻していく再生の物語。

6. 西風の皇子

著者:喜多みどり/発売日:2001-06-30
女神と同居することになった皇子ディディウスが、仲間とともに“世界を滅ぼす力”を巡る運命に立ち向かう幻想ファンタジー。

7. 光炎のウィザード

著者:喜多みどり/発売日:2002-08-31
家族と命の恩人を探す魔術師見習いリティーヤと、無表情で甘党な教官ヤムセの出会いから始まる、愛と再会のファンタジー。

8. エンバー 失われた光の物語

著者:ジェニー・デュープロ/発売日:2004-07-26
暗闇と物資不足に包まれた地下都市“エンバー”。
12歳の少女リーナは、虫食いの文書を手に“光の都市”を目指し旅立つ。
絶望の中で未来を探す、静かな希望のSFファンタジー。

9. グッドラック

著者:アレックス・ロビラ/フェルナンド・トリアス・デ・ベス/発売日:2004-06-10
“運”は偶然ではなく、自分で育てていくもの。
寓話形式で「幸運の土壌を耕す」ことの大切さを描く、希望の哲学書。

10. セブンパワーズ

著者:アレックス・ロビラ/発売日:2016-05-01
王国を救うため若き騎士が“運命の地”へ旅立ち、7つの力をめぐる試練を経て成長する寓話ファンタジー。
魂に触れる “人生の再構築” 物語。

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