前回の記事で、ボウイングの大切さに気づいて基礎練習をやり直したことに少し触れました。
その基礎練習のおかげなのか、バイオリンの響きが変わったので、今回は音の変化と響きに感動した気持ちをそのまま綴ろうと思います。
今回の記事の前に、よければ前回の記事も覗いてもらえると嬉しいです。
この一瞬のためにバイオリンを弾いている
音がハマる瞬間がある
バイオリンって、音程がピッタリ狙ったところにハマると響きが全然違うんです。
それについては私自身も以前から分かっていたのですが、少し前から4ポジション、5ポジションを使う曲も弾くようになり、一本の弦を使う領域が広がりました。
隣り合った開放弦の音と同じ音を3・4・5ポジションを使って鳴らす場面が出てくるようになり、それによって何が起こるかというと…
開放弦と同じ音がピッタリとハマったとき、弓で弾いていない開放弦が大きく共鳴するんです。
これが本当に感動もので…
初めてその現象を体感した時は、
「あぁ…私はこの瞬間のためにバイオリンを弾いていたんじゃないだろうか…。」
なんて思ったほどです。
共鳴ってこういうこと?
音程がピッタリハマると響きが違う、それ自体はバイオリンを始めたときから分かってはいたのですが、”共鳴”というといまいちピンと来ていませんでした。
ですが、3・4・5ポジションで音程がハマったときにまるで弦を2本鳴らしているかのように響いた状態を体験したことでようやく体感として”共鳴”が分かるようになりました。
大きな響きを体験したことで、他の音の共鳴も拾えるようになったんです。
バイオリンは弾き込むと応えてくれる?
私自身が少しずつ成長していることで、気づくことも増えてはいるんですが…
実はバイオリンは、弾き込むことで音の響きが変わると言われています。
そして、私自身もその変化を少しずつ感じています。
新品で購入したバイオリンは、たくさん弾いてあげることで、少し音が硬くて響きも少し落ち着いています。
それはまるで、自分がよく鳴らされる音をバイオリンが覚えていくかのよう…。
そしてちょっと面白いのが、ただ鳴らせばいいという訳でもなく、あまり使わない音は響くようになるまで時間がかかります。
歴史の長い楽器に高額な値段がつくのは、たくさん弾き込まれたことでとてもよく響く楽器へと成長しているからなんでしょうね。
バイオリンは、たくさん練習することでちゃんと応えてくれる楽器なんです。
バイオリンは“モノ”じゃなくて“相棒”
楽器の元となる木に同じものが一つもないように、バイオリンは同じ型・製作者でも少しずつ音が違うんですよね。
そのうえ、弾き込むことで自分の音に変わっていく。
なんだか生きてるみたいで、楽器としてはそこまで高額なものではないけれど、自分の耳とバイオリンの両方が育ったことで音の感じ方も変わり、私にとってもうかけがえのない相棒です。
G線、D線の高音は最近使い始めたばかりで、まだあまり鳴らないので、これからがもっと楽しみです。
バイオリンにとっても立派な相棒になれるよう、これからも練習を頑張りたいと思います。



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