バイオリンを習い始めて5年目、
少しずつ音程も取れるようになってきて、簡単な曲なら左手をそこまで気にせず弾けるようになりました。
左手に余裕が出てきた最近ですが、録音して自分の音を確かめる時に「自分の演奏ってつまらないな…」と感じるようになりました。
上手・下手の話ではなく、音程が上手くいっててもしっくり来ないというか、また聴きたいな、弾きたいな、そんなふうに心に響く音じゃないんです。
まだまだ初級者なので当然といえば当然なのですが…
でも、やるからには上手くなりたいので、つまらないと感じる原因を自分なりに考えてみました。
今回はその忘備録として、私が気づいたこと・感じたことを残しておこうと思います。
音の質はボウイングがとても大切
音程よりも「音の質」だった
私はバイオリンを弾くだけじゃなく、聴くこと、バイオリンに限らず楽器の演奏を聴くのが大好きです。
そこでまず自分の演奏を研究するために、上手い人の演奏を何度も何度も徹底的に聴き込みました。
聴き込んだ結果、音の出し方が全く違い、1音1音に深みがあることに気づきました。
言語化して説明するのはとても難しいのですが、上手い人の演奏は音の入り方と抜き方、つまりボウイングの質が全然違っていて…
私の演奏は1音鳴らすごとに音が途切れることも多く、下手なのはもちろんなのですが、演奏に深みがないんですよね。
初級者から一歩抜け出し、簡単な曲でも深みのある演奏をするためには、右手も重要、ということに気づくことができました。
左手ばかり気にしていた私
バイオリンは正しい音程を取ることがとても難しいので、始めたばかりは左手にばかり意識が向きがちです。
でも、実はバイオリンらしい演奏をするためには、左手と同じくらいに右手も大切。
それに気づけたのはきっと、左手に少し余裕が出てきたからだとは思うのですが、それと同時に、私はボウイングの練習を疎かにしていたんだなぁ、とも思い知らされました。
とくに最近は左手も音程だけじゃなく、ビブラートに力を入れたり、フラジオが出てきたりとにかく演奏中に余裕がない。
そんなこともあり、右手が完全に疎かに…
このままではいけないと、曲の練習前にボウイング練習も取り入れることにしました。
ボウイングが変わると音が変わる
ボウイング練習を取り入れるようになってから、音が少し変わった気がします。
録音した演奏を聴くと、音がブツブツと途切れていたのが少し減った気がして、以前よりメロディが滑らかになりました。
やはり、バイオリンの演奏をよりバイオリンらしくするのは右手の役目みたいです。
実はボウイングも意識してみると結構忙しくて、
- 弓を傾けて引くか立てて弾くか
- 駒よりで弾くか指板寄りで弾くか
- 先弓で弾くか元弓で弾くか
パッと挙げるだけでもこれだけ意識を向ける必要があります。
そこにスラーやスタッカートが加わると弓の動かし方も変わる。
よく考えたらボウイングの基礎練習を疎かにしてたの、なかなかのやらかしですよね…。
最近のボウイングの練習は基礎練習だけでなく、これまで弾いた曲をもう一度弾き直して右手に意識を向けた練習をするようにしています。
取り入れた基礎練習としては、
メトロノームを使用して、右手にだけ集中しロングトーンを行う
といった内容です。
これだけではありますが侮れません。
少し前の演奏と比べてみると音が全然違って、成長していることが感じられて最近は練習が楽しくて仕方ありません。
“つまらない”は伸びる前兆かもしれない
自分の演奏をつまらないと感じるようになったり、以前とは違う感じで下手だなと感じるようになったとき。
それはきっと、もう一段ステージを上がるタイミングが来ているんだと思います。
自分の下手な演奏を耳元で聴き続けながら練習するのは、なかなかにキツいものもありますが…
下手に思えるようになったということは、耳が肥えたともいえますしね。
きっとここできちんと自分の演奏と向き合うことで大きく成長できることを祈って、私は練習を続けていくつもりです。
今日綴った内容が合っているかどうかの答え合わせは、数年後の成長した自分へ託そうと思います。


コメント