業務依頼がチャットで飛び交い、すべてを追い切れないまま、
「あの件どうなってる?」と聞かれて、初めて見逃しに気づく――。
……そんなことありませんか?
私の職場ではしょっちゅうあります。
改善したい気持ちはあるものの、社内で共通の管理ツールはなく、いい感じのサービスを探してもなかなか見つからない。
あったとしても有料のものばかり。
だったら――
必要最低限の機能だけ備えたツールを自分で作ればいいのでは?
そう考えた私は、JavaScriptの勉強も兼ねて、人生初の「業務ツール自作」に挑戦することにしました。
VBA経験者がJavaScriptとGASに挑戦!
このツールを作ろうと思ったきっかけ
私は普段、事務職として働いています。
冒頭でもお話ししたとおり日々の業務の中では
「これお願いしていい?」
「あれ、対応済んでたっけ?」
といったやりとりが、口頭やチャットで飛び交います。
そんな中で、なんとなくで流れてしまったり、
気づかないうちに対応漏れが起きてしまったりすることもよくあります。
「ちゃんと記録に残したい。」
「誰がどこまで対応しているのかを一目で見えるようにしたい。」
そんな思いから、自分たちの業務に合った “業務依頼・進捗管理ツール” を自作してみようと思い立ちました。
ツールを作るのは初めて。でも挑戦してみたい。
とはいえ、こういう「ちゃんとしたツールを1から作る」のは今回が初めてです。
Excel VBAを使って、ちょっとした業務の自動化はしてきましたが、
JavaScriptやGAS(Google Apps Script)を使って、
自分で設計して、形にして、実際に動くツールを作る――
そんな経験はまったくありません。
正直いまは「私にできるのかな…」という不安の方が大きいです。
それでも今回は、
頼れるChatGPT師匠の力も借りつつ、
一歩ずつ学びながら自分なりに挑戦してみようと思っています。
まず考えたのは「このツールで何を解決したいのか?」
作るにあたって、まず最初に整理したのは「このツールの目的」です。
- 依頼のやりとりを記録に残す
- 対応状況が “見える化” される
- チーム内で誰が何を対応しているかを共有できる
これらをExcelやチャットで管理しようとすると、手間がかかったり、情報が錯綜してしまったり、共有の手順が複雑になってしまいます。
だからこそ『入力 → 記録 → 進捗の確認』までを、できるだけシンプルにまとめられる形を目指そうと考えました。
今回のツールでやりたいこと(理想のイメージ)
- 誰でもフォームから業務依頼を入力できる
- フォームはチャットを送る感覚で気軽に入力できる
- 入力内容は自動でスプレッドシートに記録される
- スプレッドシートを見れば、誰がどの依頼を担当しているかがすぐ分かる
- ステータス(未対応/対応中/完了)も管理できる
まずは、こういった「最小限の構成」から始めてみる予定です。
作りながら「こうした方が良さそう」「もっと簡単にできないかな」など、柔軟に見直していくつもりです。
あまり複雑にしてしまうと入力者の手間になってしまい、
結局「面倒だからチャットで送っちゃえ」という元の状態に逆戻り――
そんな結末は避けたいので、できるだけシンプルで気軽に使えるツールを目指します。
きっと何度も失敗する。でも学びながら、一緒に育てていきたい
このシリーズでは、
VBA経験者の私が、業務ツールを自作していく過程を「実践×学び」の形で記録していきます。
コードの話もあれば、設計のつまずき、やってみて初めて気づいた改善点など、
現場目線のリアルな学びも交えながら、発信していけたらと思っています。
この記事が、同じように「ちょっとツールを作ってみたいな」と思っている誰かの背中を少しでもそっと押せたら嬉しいです。
私もまだまだ学び途中の身ですが、
一緒に “やってみること” を楽しんでいきましょう。
ツール作成を進めながら、その都度アウトプットも兼ねて記事を書いていく予定です。
開発の状況によっては、更新頻度が少し落ちてしまうこともあるかもしれませんが、
最低でも週1回のペースで続けていく予定です。
もし、「このツールがどう育っていくのかちょっと気になるかも」と思ってくださった方がいれば、今後の続きもぜひ見守っていただけたら嬉しいです。
次回予告(予定)
次回は、「どんな情報を管理したいか?」「その情報をどんなふうに入力するか?」といった、
ツール作成における設計フェーズについて書いていく予定です。
実際に作成した設計テンプレートもあわせてご紹介しますので、ぜひご覧ください!
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