事務職あるある。ちょっと黒めのホンネ、そっと吐き出してみた。

事務員のスキルアップ記録

事務員って、デスクに座ってラクな仕事をしている――
そんなイメージ、もしかして持っていませんか?

同じ事務員さんならきっと分かってもらえると思うのですが…

そんなこと、ぜんっぜんありません。

確かに、重いものを持つことも力仕事も少ないので、肉体的な疲れはそれほどないかもしれません。

でもそのぶん精神的な疲労がすごいんです。

今回は、そんな事務職の日常にあるちょっとした「ホンネ」を、そっと綴ってみようと思います。

 

事務職をラクそうって思ってる人いませんか?実は結構大変です…

それも全部事務員の業務内容なんでしょうか…?

事務職の仕事って、思っている以上に幅が広いんです。
「雑務」と呼ばれるような仕事も、気づけばいつの間にか全部事務員の担当に…。

例えば、電話対応や来客対応。
これも女性の事務員が自然と引き受けるもの、という空気になっていることがよくあります。

状況によってはたまに、たまーにですが…
「あの…私今電話対応中なんですけど…?もしかして見えてないですか?
ピンポンなったの対応してもらえませんかね…?」
なんて黒い感情が湧き上がってきてしまうこともあります笑

それから、誰も片づけないゴミ袋。
エラーランプがついたまま放置されたシュレッダー。
わずかに残ったコーヒーを空っぽにせずそのまま戻されたポット。
そんな“見えない仕事”が、日常のあちこちに転がっています。

なんだか、残り数センチのトイレットペーパー、
補充されないティッシュペーパー、
誰も入れ替えない麦茶――
そんな「名前のない家事」と呼ばれるものに、どこか似ている気がしませんか?

こうした小さなモヤモヤは、今日もどこかで誰かの中にそっと積もっていくんです。

 

“空気を読む”スキルを試される毎日

業務以外で毎日試されていること――
それはズバリ「空気を読む」ことです。

もちろん会社の雰囲気にもよりますが、
事務職って、社内ではなかなか低い立場になりがちなんですよね。

営業のように目に見える成果を出すわけでもなく、どちらかというと数字を “守る” 側。
ときには経費削減の提案などで、ちょっと煙たがられることもあったりして…。

そんな背景もあって、上司や同僚のご機嫌を損ねると、
こちらの業務がスムーズに進まなくなることもしばしば。

だからこそ、
「今、話しかけて大丈夫そうかな…?」
「今なら承認もらえそう…!」
と、社内の空気や上司の表情をこっそり観察する毎日です。

まるで社内天気予報士。
今日もそっと、雲行きを読みながら働いています。笑

 

“言えない”ことで少しずつ溜まる不満の数々

そして、立場が低く見られがちな事務職だからこそ、
本当は言いたいことがあっても声をあげづらい場面がよくあります。

たとえば経費の使い方についての指摘や提案。
正しいことを言っているつもりでも、どうしても“耳が痛い内容”になってしまうため、煙たがられることもしばしば…。

その結果なのか、時には
「これお願いね〜、君なら簡単でしょ?」
と、やや皮肉まじりに時間のかかる業務を丸投げされることもあったりして。

もちろん、これはすべての会社がそうというわけではありません。
でも、“事務職がどう扱われているか”によっては、こんな場面に出くわすこともあるのが現実です。

こちらにも思うことはあるけれど、
「言っても聞いてもらえないかも…」
「波風立てたくないし、自分が我慢すればいいか…」
と、気づけばグッと飲み込んでしまう。

そんな小さな不満が、気づかないうちにじわじわと心に積もっていくんです。

私自身、まだ発散の仕方がわからなかった20代前半の頃、
深夜残業が続いたある日、ついに心のダムが決壊してしまい、
誰もいないオフィスでぽろぽろ涙をこぼしたこともありました。

コントロールが効かない時って、泣くつもりなんて一切ないのに、
勝手に涙が出てくるんですよね。

今では少しずつ自分なりの発散方法も覚えましたが、
「ストレスとうまく付き合うこと」は、きっとどんな職種でも避けて通れないテーマなんだと思います。

 

それでも私が事務職を続ける理由

ここまで、事務職の“黒いホンネ”をつらつらと綴ってきましたが、
それでも私がこの仕事を続けているのは、ちゃんと好きなところがあるからです。

それは、一見地味で目立たないような業務でも、
その一つひとつが職場を整えていく感覚が、肌で感じられるところ。

たとえば、歩きづらい凸凹だらけの道を、
少しずつ平らにして、通りやすく整えていくような感じです。

Excelを使った業務効率化も、その“整える仕事”のひとつですよね。

たとえその成果が表立って評価されることは少なくても、
滞っていた業務が少しずつスムーズに動き始める――
その瞬間に「今、自分の仕事が誰かの役に立ってる」と強く実感できるんです。

事務職って、派手さはないけれど、
だからこそ裏で支えることの大切さや、やりがいが詰まっている職種だと思います。

今、事務職を目指している方へ。
今日のこの記事を読んで、不安になってしまったらごめんなさい。

でも、事務職には“しんどさ”と同じくらい、いえ、それ以上に
“やりがい” や “達成感” もたくさん詰まっていることも伝えたくて、こうして言葉にしてみました。

もし迷っているのなら、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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