「私って事務職に向いてるのかな?」そんな不安を感じたことはありませんか?
私自身、気づけば事務職として働いて8年。
複数の会社でさまざまな事務員さんと一緒に働くなかで、「この人すごいな」「こういう人が事務に向いてるんだな」と感じた場面がたくさんありました。
この記事では、そんな経験をもとに、“頼られる事務員さん”の共通点を実体験ベースでお話ししていきます。

「事務職に向いている人ってどんな人?」
「今の自分でも通用するかな?」
そんな不安を抱えている方のヒントになれば嬉しいです。
事務職に向いている人の特徴とは?実体験から感じた“共通点”
事務職で頼られる人に共通する5つの力
私がこれまでの事務員生活で「この人、頼りになるな」と思った方々を振り返ってみると、共通して備えていたスキルがいくつかありました。
今回はそのなかでも「これは特に役立つ!」と感じたスキルを5つ、実体験とともに紹介します。

当てはまっていたら重宝される事務員になれる可能性があります!
1. 「報連相」や確認ができる!基本的なコミュ力は必須スキル
「事務職は黙々と仕事をするイメージ」かもしれませんが、実際には報連相や確認作業など人とのやり取りが意外と多いです。
もちろん、誰とでも話せるような社交性は必須ではありません。
でも、分からないことを素直に聞いたり、困った時に報告できることは、事務職としての信頼感に繋がります。

こまめな報連相は双方の認識のズレも防いでくれます
2.指示待ちじゃなく“次に必要なこと”を考えて動ける人
言われたことだけをやるのではなく、「次は何が必要か」を考えられる人は本当に頼りになります。
たとえば、会議資料を頼まれた時に「前回は比較用のデータも一緒に用意していたな」と思い出して確認する。
このような一歩先の気づきは、信頼される事務職に欠かせない力だと思います。

かゆいところに手が届く。そんな仕事ぶりが評価UPにも繋がります
3. ミスをしても焦らず、落ち着いて報告・対応できる
人間なので誰でもミスはします。事務職も例外ではありません。
大切なのはミスのあとの行動。
- きちんと報告する
- 原因を振り返って対策を考える
- 次に繋げる
この姿勢がある人は、どんな会社でも重宝されます。

大切なのは「やってしまった」ことよりも「今後どうするか」
4. 地味な作業も丁寧にこなせる“影の立役者タイプ”
電話応対やデータ入力など、「誰かがやらなきゃいけないけど目立たない仕事」ってありますよね。
そういう仕事こそ、手を抜かずコツコツ対応してくれる人がいると職場全体の信頼度が上がるんです。
実際に、丁寧な対応を評価されて「信頼できる会社ですね」とお客様に言われた経験もあります。

あなたの周りにもそっと引き受けてくれてる人がいるはず
5. コツコツ作業が苦にならない人は、事務職に強い!
ルーチン作業や書類整理、電子化の手作業…。
事務職には細かく地味な作業がどうしても多くなります。
でも、そういった作業を正確に・丁寧に・飽きずに続けられることは、事務職にとって大きな強みです。
慣れてくると「どう効率化するか」まで考えられるようになり作業の質も上がっていきます。

私は繰り返し作業が苦手なので本当に尊敬します
これらのスキルがあれば事務員として結構重宝されると思います。
私が頼りにしていた先輩方がまさにそんな事務員さんたちで、もれなく上司や同僚から頼りにされている方々でしたので、個人的には間違いないと思っています。
実在した「尊敬される事務員さん」のすごさ
頼られる事務員さんには共通して、
まわりをさりげなく見て支えられる力や、
トラブルにも落ち着いて対応できる力があると感じます。
ここでは、私が実際に出会った中で「この人すごいな」と思った2人の事務員さんについてお話しさせてください。

私の目指している事務員さんたちです!
さりげない気遣いができる人は周りを支える力がある
以前の職場に、周囲をよく見て気遣いができる先輩事務員さんがいました。
たとえば後輩が落ち込んでいる様子に気づくと、さりげなくお菓子を渡して「もう少し一緒に頑張ろうね」と声をかけたり、深刻そうな様子の人には、無理に聞き出すのではなく、気分転換に誘ってみたり…。
「どうしてそこまで気がまわるの!?」と驚くほど、細やかにまわりを見ている方で、その方のおかげで「辞めずにすんだ」と言っている人も少なくなかったほどです。

私もその一人。
たくさん助けられてきました。
実際に働いてみると、事務職は思っている以上にコミュニケーション能力が求められる仕事だと実感します。
だからこそ、こういった気遣いや声かけができる方は自然とまわりから信頼されていくんですよね。
トラブル対応が冷静な人は本当に信頼される
もう一人、私が尊敬していた事務員さんは、クレームやトラブルにも冷静に対応できる方でした。
その会社では納期の遅れや納品ミスが起こりがちで、電話対応がクレーム対応になることも珍しくなく、多くの人が電話に出るのを避けがちな状況。
でもその方は、そんなときも率先して電話に出ていました。
謝るべき点は誠実に謝り、理不尽な要求には毅然とした態度で対応する。
落ち着いて受け止め、感情的にならずに対処するその姿に、私は何度も助けられましたし、憧れました。

私はまだまだで、いつも思い出しては尊敬してます
いつになったら追いつけるのか…
事務職って本当にラク?人気職のリアルな実情とは
「事務職ってラクそう」そんなイメージいまだに根強くありませんか?
たしかに室内で座って仕事をするスタイルに憧れる気持ちはとてもよくわかります。
私自身も事務職を選んだ理由のひとつは「長く続けやすそうだから」でした。
そして実際、事務職って今も昔もかなりの人気職種です。
求人数が多いわけではないのに、応募者が集中して倍率が高くなりがち。
しかも最近は、AIや自動化の技術が進化したことで、企業側が「人間にしかできないこと」を重視する傾向が強くなっています。
たとえば、
・気配りや気遣いといった人間的な対応力
・状況を察して動く柔軟さや判断力
・誰かのサポート役として全体を見渡せる視野
こういったスキルを持つ人が、どんどん求められるようになってきています。
私が先ほどご紹介した先輩事務員さんたちも、まさにこうしたスキルを自然と備えていた方たちでした。
だからこそ、周囲から信頼され、会社にとって欠かせない存在になっていたんだと思います。
だから正直に言うと…
「ラクそうだから事務がいい」と思っている方には、ちょっと厳しい現実かもしれません。
実際に働いてみて「こんなはずじゃなかった」とすぐ辞めてしまう方も少なくないのが現状です。
向いてないと感じても大丈夫。事務職には色んな形がある
ここまでいろいろと書いてきましたが、あくまでこれは私自身の経験から感じた「こういう人が向いているかも」というお話です。
当てはまらないからといって「事務職に就けない」「向いてない」と落ち込む必要はまったくありません。
たしかに、事務職は人によってはハードルが高く感じる部分もあります。
けれど実際のところ、事務職に求められることや業務の範囲は会社や職場によって本当にピンキリです。
だからこそ「事務職はラクそうだから」という理由だけで選ぶのではなく、「自分に合った環境」を見つけることが何より大切なんだと思います。
そして――
もしあなたがこれから事務職を目指しているのなら、私は心から全力で応援したいです。
「自分に向いてる会社って、どこにあるんだろう…」
そんな不安を感じたら、一人で悩む前に事務職専門の【転職エージェント】を活用してみるのがおすすめです。

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